令和ババァの備忘録 その1

昨日は大雨のため外出せずに1日を終えた。

最近は、このまま行けるとこまで家にいたい気になってしまう。しかし、専業主婦としては食材の買い出しの業務がある。日焼け止めクリームを顔と両腕に塗り、薄くなった眉をアイブロウで復活させ、日傘をさして店まで歩く。

マスクは店内のみと決めて、ハンドタオルで口と鼻をしっかり覆う。メガネを使用している者にはこの差は大きい。呼吸するたびにメガネが白く曇ることが少なくなるのだ。それにつけても、肥満度に比例する曇メガネ度合いを少しでも回避しようとする昭和乙女の可愛さの名残り。あがいていて笑える。

20分も歩けば店内が去年より冷房が強めになったとはいえ、汗の量は半端ない。タオルでマスクで隠れていた部分の汗を拭き、再びマスクをつけて額の汗を拭きのくりかえし。悲しいかな、レジでの精算時のちょっとした会話が曇メガネの最高潮になってしまう。誰も令和ババァのことなんて気にしてはいないのに、自意識過剰は消えることなく、「ありがとう」でごまかしてその場を立ち去る。

印象良く思われたいわけではなく、自分に接する人に嫌な感じを残したくないのだ。

そして、とても優しく対応してくれた人には、心を込めて私のありったけの表現力で「ありがとう」を伝える。その「ありがとう」が、その人の次の「ありがとう」を聞ける行動の原動力の何かになってくれたら嬉しい。

行きは徒歩、荷物多めの帰りはバス。

自ら丁寧な車内アナウンスしながらの運転、とても穏やかな乗り心地でした。

運転手さんありがとう。